コム・デ・ギャルソン

コム・デ・ギャルソンの情報サイト

コム・デ・ギャルソン(Comme des　Garcons)は日本のファッションデザイナー・川久保玲が1969年に設立したプレタポルテ(高級既製服)ブランド。ブランド名はフランス語で「少年のように」

服の表面に対し、ねじれや歪み、アシンメトリーといった大胆な手法を取り入れたことにより、布の平面性とそこから可能な表現を追求。生地をあえてぼろぼろにして使ったり、セーターに穴をあけるなどのデザインが注目を集めた。

前衛的な表現が多く見られ、「乞食ルック」と言われた。また当初、従来のプレタの世界ではほとんど使われなかった反抗的な「黒」を多く用い、「黒い服」とも呼ばれている。

「黒」は世界的に流行し多くの模倣者を生んだことで、黒の持つ「反抗」の意味が欠落すると、黒に替わり「赤」を用いるようになった。そして無彩色や暗色の使用を経て、性差を大胆に超える伸びやかでかつ斬新なデザイン等などにより、先進的な試みは国際的に高い評価を受け続けた。

こうして日本を代表するブランドのひとつとなった。ロバート・デ・ニーロなどをはじめとする世界各国のセレブリティに愛用されている。

本社は東京都港区南青山。東京コレクション(1975年～)、パリコレクション(1981年～)に参加。パリなど世界各地において200を超える直営店をもつ。